食べものに点数をつけるビジネス PART-5

アメリカには、「食べものに点数をつけるビジネス」が存在しています。

 

点数をつけると、高得点の食品の売上が伸びます。

低得点の食品の売上は落ちます。

 

このプラス・マイナスを比較するとプラスのほうが多いので、食べものに点数をつける「商法」が採用されるわけです。

 

PFV(Powerhouse Fruits & Vegetables)という指標があります。

 

2014年にアメリカ疾病予防管理センターによって開発されたもので、

  • カリウム
  • 食物繊維
  • タンパク質
  • カルシウム
  • チアミン
  • リボフラビン
  • ナイアシン
  • 葉酸
  • 亜鉛
  • ビタミンA
  • ビタミンB6
  • ビタミンB12
  • ビタミンC
  • ビタミンD
  • ビタミンE
  • ビタミンK

 以上17種の栄養素が、カロリーあたりどのくらい含まれるかを示す指標です。

(ファイトケミカルは算定基準に入っていません)

 

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これによるランキングを紹介します。

 

1位:クレソン 100点

2位:チンゲンサイ 92点

3位:スイスチャード 89点

4位:ビーツ(ただし、葉) 87点

5位:ホウレンソウ 86点

6位:チコリ 73点

7位:葉レタス 71点

8位:パセリ 66点

9位:ロメインレタス 63点

10位:コラードグリーン 62点

11位:ターニップの葉 62点

12位:マスタードの葉 61点

13位:エンダイブ 60点

14位:チャイブ 55点

15位:ケール 49点

 

ファイトケミカルが算定基準に入っていないせいもあり、ブルーベリーやニンニク、タマネギなどの「常連」が上位にランキングされていません。

 

また、多くのランキングでチップ3に入るケールが、この算定方法では15位にランクダウンしています。

しかも、果物がランキングしていません。